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百田尚樹氏の「禁断の中国史」を読んでみた感想

中国の歴史を知ることは彼らの根底を理解すること

映画「永遠の0」の作者でおなじみの
作家百田尚樹の「禁断の中国史」を読んでみました。

隣国の歴史を知ることは、
その方々の文化や思考パターンなども理解することになります。

特に近年ビジネスの場では、
”チャイナリスク”が叫ばれるようになってきました。
さらに今年は、台湾有事までも話題に挙がってきていて
いよいよ穏やかな雰囲気ではありません。

中国お城の通路

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」ということで、
隣国、中国の歴史を知ることは
彼らを理解することにつながります。

感謝!遣唐使・遣隋使 我々の先祖は良いものだけを取り入れた

正直この本ですが、読んでいて「痛い」です。

もう、なんでそんな酷いこと思いつくの?
って感じです

刑罰の生々しい描写とか
(これも彼らを理解する文化の一つなので必要なエッセンスですが…)
1章ごとに休憩しないと読めません。

詳しくは(痛いので)ここでは触れません。実際に書籍を手に取ってみてください。

ただ、”彼らの”歴史書をベースに書かれているので
実際にそうだったのだと理解しました。

日本の三国志は有修正版

さらに我々日本人も気をつけないといけないのは
「三国志」など日本でも人気の”中国の歴史書”は、
カットされている場面があるということです。

刑罰についても、自分の子供や妻に対して
日本人の感覚では、

それは、やりすぎでしょ?

ってところはカットされています。

よって、日本の「三国志」などは
日本人のテイストに合わせたもの
と理解して
受け取るのが正しい受け取り方だと気づきました。

カリフォルニアロール

例えるならば、カリフォルニアロールです

寿司にアボカドなんて、日本人には考えつきもしませんが、
アメリカ人のテイストに合わせ寿司を再発明すれば、
そう言った新しいものが生まれます。
※ちなみに私はカリフォルニアロールは好きです。

「禁断の中国史」目から鱗だったところ3つ

それ以外に
目から鱗なところを言えば

遣唐使の船
  • 我々のご先祖様(遣隋使・遣唐使)は中国の全てを取り入れたわけではない
  • 4000年の歴史というが、中国史ではなく、中国大陸史と称するのが適切
  • 科挙試験が中国の優秀人材活用の足かせになっていた

が挙げられます。

我々は小中高の教科書で、日本は
「中国の文化を手本にした」と教えられましたが、

全てを手本にしているわけではありません

例えば宦官です。

股間を抑える男性

日本人の感覚からして、

これはちょっと嫌よねー


というものは
取り入れていないので、我が国の先人方に感謝です。

嗚呼、もったいない科挙試験

科挙試験について言えば
「すんごく難しく、受かれば地元の誉」として扱われたことは有名です。

でも、学ぶ内容が四書五経です。つまり古典(クラシック)なので
それらを長年ずっと国をあげても優秀な人材が学び続けていたと考えると
勿体無いと言った百田氏の指摘は同感です。

世界3大発明を成し遂げた国なので、
最先端の学問や研究に彼ら優秀なBrainが活用されていたら
今頃人類はもっとすごい高みに行けた
と私も考えます。

百田尚樹「禁断の中国史」のすごいところ

主に「痛い」話なので、ここまで黒歴史について
はっきりと書かれた本はないと思います。
「よく出版したよなー」と感心します。

大陸は戦いの歴史なので、
残忍さや、異常なまでの統治・管理体制など、
話には聞いていたことだけでなく、

そんなこともあったのか!
信じられないようなものまで書かれています。
(ソースは”彼ら”の歴史書)

一冊を読み終える頃になると
「なるほど、そう言った文化だから、こうなるのだな」と
合点がいくようになりました。

読みやすい文体なので、
普段読書していない方でもサクッと読めると思います。

お手に取ってみてみるとよろしいかと思います。

でも、痛いのが苦手な人にはおすすめしません。

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