コラム

品質志向が将来日本企業の海外との競争力の仇となる?グローバル企業から見て思ったこと。(1)

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日本の高い技術や品質に関する意識は世界から称賛されてきた。我が国の誇るべき気質だ。ソフトウェアのパッケージを扱っている外資でアジア太平洋地域の顧客へのアフターフォローの部署を任されていたのだがその中でその日本の品質志向が逆に仇となる可能性が今後出てくるのではと感じた。

日本人の品質志向は誇るべきもの。

まず前提として日本の高い品質志向は誇るべきものだ。
200年前英国から輸入した鉄道技術は、
200年の歳月を経て日本から英国に「新幹線」という変化を遂げて輸出されたのは記憶に新しい。

愛称は「あずま」、日立製「英国新幹線」の実力 | 海外 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
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イギリスで蒸気機関車が実用化されてからまもなく200年。鉄道発祥の国で、日本語の名前を冠した高速列車が5月15日、 営業運転を開始した。列車の名前は「AZUMA(あずま)」。ブリテン島の東側を南北に結 ...

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また黒船のペリー提督は「日本遠征記」で日本人の手工業の技術水準を讃え、最高水準の機械工業国となると予測していた。

https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/150th/html/exepi4.htm
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/150th/html/exepi4.htm

www.ny.us.emb-japan.go.jp

日本の土木技術の品質はODAでも評価されている。例えば、日本-パラオ友好橋(Japan-Palau Friendship Bridge)だが、一度崩壊してしまった曰く付きの橋の再建の白羽の矢が立ったのは日本である。

日本の気質や高い信頼のおける品質は世界の注目の的である。

ソフトウェアのグローバル展開では日本はイマイチ。

自動車、電器製品、土木、工業製品などハード面では存在感を表す日本でも、ソフトウェア領域になると米国に引けを取る。スマホ端末のブランド、OS、OSを動かすコードもアメリカ製がほとんどだ。端末で楽しむ動画、音楽、SNSもプラットフォームはアメリカ勢がほとんどで圧倒的な存在感を示している。

会社でも最近会計システムや営業ツールなどを海外のものに刷新されたという方もいると思う。今までは日本の大手が開発したソフトウェアを使っていたが、自部門のグローバル展開を考えたら、海外のソフトの方が優位と判断され海外大手に市場を奪われているのではないだろうか。たとえ、従来の日本ベンダーのソフトが日本仕様(しかも自社仕様)にゴリゴリにカスタマイズされていようとも。大手企業であればあるほどグローバル展開は待ったなし。会社から「グローバル展開を考えソフトウェアを刷新せよ」と命題を受けソフトウェア選定に奔走するIT担当もいるのではないだろうか。調べると海外には多くの知名度を誇るベンダーが存在して、搭載している機能も真新しい。グローバルで運用実績もあった、それでいて導入コストもスピードも日本のものと比べ早くてお得であれば選ばない理由はない。

(次回につづく)

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