リーダーシップ 時代は黒子(サーバント)型
リーダーシップを思い浮かべると
「俺について来い」型の
頼もしいリーダー像を想像してしまうかもしれません。
が、古いです。
昭和です。
TVドラマや映画などでは、
そういった「時代遅れ」のリーダ像が溢れているので
無理もないです。
でも、「俺について来い」の牽引型の
リーダーを真似したら
イタい上司まっしぐらです。
部下はシラけて、
思い通りに動いてくれなく
幻滅する未来が待っています。
そもそも、
思い通りに動かそうとする考え自体が
ピントがずれているのですけどね。
リーダーシップ「牽引型」と「サーバント型」
「俺について来い」系のリーダを
「牽引型リーダー」といいます。
一方、目標に向かって邁進する
部下を「支援」するリーダーは
「サーバント型リーダー」といいます。
ぶっちゃけどっちで働きたいですか?
ここで質問です。(じゃかじゃん♪)
「サーバント型リーダー」と「牽引型リーダー」であれば、
あなたはどちらのリーダーの下で働きたいですか?
(チッ、チッ、チッ、チッ...)
え、何?
上司を支援でなくて、部下を上司がサポートするの?
そんな神職場本当にあるの?
素敵!
って
おそらく、
サーバント型リーダーの元で働きたいですよね?
転職サイトのアンケートなのですが、
ズバリ、
「サーバント型と牽引型どちらと一緒に働きたいですか?」の問いの結果は、
8割近くがサーバントリーダーを選びました。
外資勤務だったときに、
人事とマネジメント方法について意見交換会がありました。
人事曰く、自社のアンケートでも、
社員はサーバント型リーダーを好んでいたとのことでした。
ちょうど組織を立ち上げに邁進して、
人材採用活動を行なって人を増やしていた時期で
どうやって(というか、どのキャラで)
マネージメントをしていくのかに悩んでいました。
サーバント型が評判が良いですよ。今風よ
とのことだったので、
その日から「黒子(サーバント型)」に徹しました。
リーダーは頼りないくらいがちょうどいい。その理由
黒子が目立ったらおかしいように、
リーダーが黒子になって、
部下や仲間を「支援」するときに
派手さは不要です。
さらに、
頼りないくらいがちょうどいいです
メンバー育成に寄与する「自分がどうにかしないと」と危機意識を持つ
なぜ、頼りないくらいがちょうど良いかというと、
中途で入社してきたときに、
新人はリーダーに「牽引型」を求めている場合が
いまだに多いです。
一般的にそれがリーダー像と
思われているから、
しょうがないといえば、そうなのでですが、
これはこれで問題です。
中途である程度業界の経験者にとっては
出だしが肝心です。
牽引型を望まれると
入社早々「指示待ち人間」が出来上がってしまいます。こっちも、いちいち指示もしている時間もないのですが
うちの職場は、
自分で考える、自主性を重んじているのですよ!
という態度を新人に示してあげないといけません。
※心の声が滲んでいたらすみません
このギャップを埋めていかないといけません
大事なので二度言いますが、
初めが肝心です。
牽引型?
そんなリーダーはこの職場にはいない!
と諦めさせ、
「なんか頼りないなー。じゃ自分で調べてみよ」とか
「上司にアドバイスをもらうより、俺がやった方がいい」と
部下が自分で考え、
動くように舵を切る方が組織の成長戦略上良いです。
そのかわり、
権限はどんどん委譲して、部下に動いてもらいます
結果、自分が不在でも回り、
しかも自動的に成長していく組織が出来上がります。
「丸投げされた」と思われないように、
バランスを取るのがポイントです。
上司から権限委譲されれば
部下は「頼られている」とモチベーションが上がるものです。
すると自由なアイディアが出る、
活気のある組織になっていきます。
牽引型は権限委譲できないリーダーに陥りがち
リーダーで伸び悩むタイプは
権限委譲ができない人が多いです。
具体的には、
自分でやってしまうタイプのことです。
気持ちはわかります。
慣れたタスクなので、自分でした方が早いし、正確です。
そして安心です。
でも、
こうやって自分で「牽引」すると
組織の能力の限界=は自分の能力になってしまいます。
数年経っても組織は今の状態と変わり映えしません。
同じようにいつも忙しいし、
同じように自分がいないと回らないし、
同じように部下は自分の指示を待っています。
正直、権限委譲は恐怖です。
でも、
組織の成長のためには必要です。
いちいち自分が面倒をみる必要もなくなるので
自分の時間も削減できます。
上手に権限委譲に成功した組織は、
当初の想像を超えた高みに成長しているものです。
なぜならメンバー各々が自由に動ける
良い職場環境だからです。
メンバー同士の強みは活かされ、
弱みはフォローし合うという
美しい流れが、リーダー不在でも行われます。
部下をフォローする、部下からフォローされるリーダー
戦略的に、
「わざと頼りないリーダーを演じるのはいい」と述べましたが、
時間が経つにつれ、
本当に頼りないリーダーになってはいけません。
「やっぱりうちのリーダーだよな!」と
部下を筆頭に周囲の関係者に慕われ
「いっちょ助けてやるか」とフォローされるように、
肝心なときには矢面に立つリーダシップは必要です。
部下に「丸投げ」と思われないように注意をする必要があります。
日頃から1on1ミーティングで、
部下がどう思っているかなどをチェックして
上司部下で考え方や捉え方のギャップがないかをチェックすると良いです。
1 on 1に関してはUdemyに講座があるので、
進め方や部下への質問事項など勉強になります
→ 短時間で部下のやる気を促す 「1on1ミーティングの進め方」
部下をフォローする、部下からフォローされる。
部下のなりたい夢を上司がサポート、
上司は自分のビジョンを部下を通じて実現してもらう。
そんなフラットな関係、
環境づくりが現代のリーダーシップにマッチします。
フォローされるリーダについては、
宇宙兄弟が表紙のビジネス書が面白かったです。
人を動かすのにリーダーシップは不要説!?
悩めるリーダーにおすすめの書籍があります。
なぜ、優れたリーダーでも
新しい環境では失敗することが多いのか?
なぜ、並のリーダーでも
本来の能力よりも優れているように見えるのか?
なぜ、失敗ばかりしているリーダーなのに
部下に慕われるのか?
良いプレーヤーが別に、
良い監督になれるわけではないと述べました。
このリーダーシップの疑問の解明に取り組むために、
ある1人の男が2万4000人を対象にした
10年に及ぶ追跡調査を実施しました。
すると意外なことに
会社の中で部下を動かすのに
リーダーシップはほとんど関係ない
ということが分かったのです。
もう、リーダーは真っ青、卒倒ですよね。
俺が日々
こんなに人間関係で苦しんでいるのは、
何なんだ!
って。
組織やチームで
人を動かすために必要なこととは?
↓
リーダーシップが不要な理由を確認する
一つ間違うと命に関わる宇宙空間ですので、
漫画自体も、チームワークとは何かの学びがあります。
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