コラム

マネージャーに必要なスキル感情のコントロール習得法。外部刺激に反応しないブレない心の育て方

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マネージャーが身につけたいスキルはいくつかあるが「感情のコントロール」について取り上げる。

頼れるリーダーの共通点。落ち着きがある

「頼れるリーダー」を想像して欲しい。落ち着きがあってどっしりしたリーダー像を想像したのではないだろうか?実際に身近にそういった頼もしい上司がいれば、そう言った方々を思い浮かべたかもしれない。しょっちゅう職場で感情をあらわにして大騒ぎしている上司は「頼れるリーダ」としてパッと思い浮かばないだろう。

「頼れるリーダー」には共通点があると思う。感情のコントロールができているという点だ。部下がミスをして動揺しながら青ざめて報告しても「まぁまぁそんな時もあるよ」とか穏やかに「おっと、それは困りましたね」とか全然困ってなさげに言われたら部下は拍子抜けすると同時に安心感さえ生まれる。一見穏やかそうな上司は内心では「マジか!このク○・ビ○チ野郎!」と悪態もつきたいのをグッと堪え。ポーカーフェースで「おやまぁ」とか穏やかさを装う。百戦錬磨で、神経が図太くなりもう外部刺激では感情が1mmもブレることさえもなく完全に仕上がっているリーダーもいる。

ブッタも反応しないことを弟子に勧めている。ブッタは悪口や陰口など外部の刺激に対して「もし他人に贈り物をしようとして、その相手が受け取らなかった時、その贈り物は一体誰のものだろうか」と弟子に語ってる。受け取らなければその相手のもののままだ。

また私は英文の下記のブッダの言葉が好きだ。

Holding on to anger is like grasping a hot coal with the intent of throwing it at someone else; you are the one who gets burned(怒りを抱くことは、熱い炭をつかんで誰かに投げつけようとするようなもの。 やけどをするのは、あなた自身である。)

出典:ブッダ

外部刺激に反応しないブレない心を育てるにはブッタから学ぶところは多い。

外部の刺激にすぐ感情的に反応するデメリット

外部の刺激に反応してすぐに感情的になるデメリットを検証していく。

自分のメンタルを消耗する

まず1番に思い浮かぶのが自分のメンタルを消耗するという点だ。

外部刺激はコントロール出来ない。部下がヘマしたとか取引先がふざけた提案を持ってきたなど、悪いニュースは突発的に起きる。それらに都度反応していたら自分のココロが休まる時がない。悪い知らせが届いても動じないスキルを身につければ自分自身を守ることができる。

組織が大きくなって自分の担当する範囲が広くなると常に些細なことから大きなことまで事件・事故は起きているものだ。ベルトコンベヤーの流れ作業のごとく、淡々と火消しに回れるくらい精神的な余裕を持って問題解決した方が、わーきゃー騒ぎ立てるよりも迅速に事はおさまる。

他人のメンタルを消耗する。ストレス源になる

自分の上司が電話先でいつも感情的になったり、そばを通るだけでなんか威圧感があったらどうだろう。絶対嫌だ。そばにいるだけでも精神を病んでくる。感情的に騒ぎ立てる人は周囲にとっても不快でメンタル不調を引き起こすストレス源になる。

交渉ごとはキレたら負け。取引相手につけ込まれる

取引先との会議で説明をしていた時に急に先方の担当者が大声をあげて感情的になったことがあった。こちらとしては全然タイミングも含め意味不明だったが淡々と説明を続けた。当然会議終了後先方の責任に抗議の電話を入れた。「お前マネージャだろ」とまで言われ「私”お前”呼ばわりですよ」と告げたらすぐに菓子折りを持って謝罪しに飛んできた。深々と頭を下げる姿を見て”良い責任者だな”と思った。「もうやめてください。済んだことですから」などと穏便に手打ちになった。あざやかな部下の尻拭い方法を見せつけられ感動した。

こういう事態になったら、こちらはどんな条件でも突きつけられる。先方のマネージャーは菓子折り持参で謝罪という名目で事の経緯の詳細を確かめにきている。このへんも外部刺激に左右されない冷静な判断でマネージャーとして流石だなと感心した。「現場・現物・現象」の確認は大事だ。要求通り事の経緯の詳細を語る。最後は「まぁ、彼会議中に怒鳴りましたからね」の一言で相手はぐうの音も出なくなる。全てこっちが主導権を持つことができる。自分の部署担当から外してもらうことのみならず、他の我が社に関連している業務からも抜けてもらうなど様々な要望を突きつけられても先方は文句は言えない。

営業でもなんでも交渉ごとはキレたら負け。大声を出した瞬間に強力な主導権が相手側にわたる。

自分の感情のコントロール法

感情をコントロールするためには、感情が揺さぶられるシーンはどんなものがあるかを知ることが大事だ。カテゴリー分けしてみた。喜びなど正の感情はビジネス上支障はないので特にコントロール必要はないと考えるが、負の感情は先述の通り、取引相手の前で感情的になり火消しをせざるを得なくなったコスト、将来のビジネスチャンスを失う機会損失など「痛い目」にあうので是非ともコントロールしたい。

恐怖の感情

知らないことへの恐怖、未知の恐怖、損失への恐怖で我々の心は揺れ動く。

知らないこと、未知の対処方法は知識をつけることで対処可能。常に新しい技法、手法などを身につけ続けなくてはいけない理由の一つになる。年長者がどっしりしているのは大体のことは経験済みだから過去の記憶や経験から対処方法を心得ているからである。一方若者がソワソワ落ち着かないのはこれら知識・経験の不十分さにあると考える。

損失への恐怖は賠償金など金銭的な損失、仕事を失うかもという機会の損失などがある。対処方法は「最悪の事態はどうか?最悪何を失う」と明確に最悪の事態で失うものを把握できれば次すべきものが見えてくる。へんな例だが、目の前に目はどこを向いているかわからず頭を傾けて舌を出して「イーヒッヒ」と、ゆっくりこっちに歩いてくる刃物を持った人間がいたらどうするだろうか?最悪の事態、あなたが失うものはあなたの命だろう。次の行動はその場から走って逃げることだ。大声あげて騒いでいる場合ではない。

怒りの感情

怒りの感情は自分の思い通りにいかないことへの怒り、プライドを傷つけられたことへの怒りが挙げられるだろう。物事は思い通りにいかないと思えば怒る必要もないし、外部刺激で傷つけられて感情が揺れ動くくらいのプライドならそんなもの捨ててしまった方がいい。

陸上自衛隊に学ぶメンタルの鍛え方

強靭なメンタルを手に入れるために他の組織の事例を参考に資料探していたときに「陸上自衛隊の自衛官育成」の様子をリアルに描かれた漫画ライジング・サンが興味深かった。

精神的・肉体的にも究極のしごきが行われ、つい先日まで社会人経験もない民間人から一人の自衛官を育成するにはどのようなプログラムが行われ、一見前時代的な訓練や文化の背景にある真意は何かなど学ぶ点が多い。ライジング・サンの2巻では回想シーンで震災派遣された際人命救助優先のため、埋まったご遺族を掘り起こせずに葛藤する場面があったりとメンタル面の鍛え方という点でも参考になる作品と思うので。興味があれば手に取ってみるのもいいと思う。

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