コラム

新米マネージャーが勘違いしがちな注意すべき心得5つ

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管理職に昇進して組織を任されたら「いよいよ私も管理職か」と喜び半分、「この動物園みたいな組織。果たして自分に運営できるのかしら」とプレッシャー半分の複雑な気持ちになる。昇給もし周囲からはチヤホヤされたり妬まれたりと環境も変わってくる。とは言え、意気揚々やる気に満ちているのが新米マネージャー。

陥りがちな勘違いを挙げてみた。

リーダーシップを勘違い

変革したくなる。今まで培ったチームの文化を否定

「リーダーシップを発揮」イコール何かを改革することだと思いがちだ。安易だ。改革の先陣を切っているリーダーは絵になる。格好良く映る。マスメディアやTVドラマでも”かっこいいリーダー像”を刷り込んでいるのが弊害だと思うが現実は地味だ。むしろ問題なく動いているものに手を加えてはいけない。

ここで不都合な真実がある。リーダーが何もしなくても業務は回る。リーダーが何かしないと回らない組織はそれ自体が問題だ。前任者からリーダーを引き継いだ場合、何もしないでも組織が回ることに自分の存在意義を見失う。そして何かを変えたくなってくる。結果現場に混乱を招く。

自分が主役。しゃしゃりでる

現場の状況を把握し、キャッチアップしようと色々視察して回るのは大いに結構。ただ口を挟んではいけない。黙って聴くのみが鉄則しゃしゃり出てはいけない。なぜなら現場担当者の部下からすれば自分の仕事を奪われ、横取りされている印象を持つ。不用意な発言でもされようものなら自分の現場をかき回される。マネージャーに選ばれる人材は自己顕示欲が強い傾向にあるのでアピールしたがるのは気持ちも分かるが、自分の現場は自分のシマ、もうわざわざ存在感をアピールしなくとも良い。部下が困って相談したときに「こうしたらどうかな?」と道筋を示したり「それは私が掛け合ってみるよ」と役職が上だからこそしかできない行動で部下に存在感を示せばいい。間違っても自分が部下の仕事をぶんどってやってしまってはいけない。

また、上司がしゃしゃり出ることで部下の成長の機会を奪う。アイディアを出しても上司がしゃしゃりでて動けばアイディアを提案しなくなるし、部下はそのうち上司の言うことだけをこなす指示待ち人間になる。組織に対して現在行っている施策は数年後に刈り取られ、成果が見えてくる。指示待ち人間で固められた組織は数年後も同じような雰囲気のままだ。組織としての成長はない。

全員が向上心を持っていると勘違い

向上心がある人がリーダーに選ばれる傾向にあるが、ここに盲点がある。誰もが自分みたいに向上心があるとは限らない。残念ながら自分の部下も然りだ。

会社では毎年人事考課で年間の目標とか将来なりたいキャリアパスなどを書かせていたりする。向上・成長は「素敵なことです」と言う。当然だ、企業は営利目的だからだ。年間昇給額に不平不満を感じるのはどの職場でもあるあるの光景だが、年間昇給で毎年数%お給料が上がるということは、給与を出す側の会社は毎年それ以上(数%以上)成長して売上げを上げる必要がある。しかも継続的に。

社員の中には今の働き方や給与額で満足してる者もいる。そうなると人事考課の年間目標は茶番だったりする。現実はなぜ働くかの動機は人それぞれ。質素な生活で生活費を稼げればそれで満足という人も多い。社会が豊かな証拠でもある。よって誰しもキャリアアップを望んでいない。それでいても優秀な人はいる。将来自分の右腕になるように育てているつもりでリーダーになるような道筋を描ける仕事を振っていたらある日突然「私ばかりに仕事振らないでください。私、将来リーダーなんかになりたくないです。」とカミングアウトされショックを受ける。「リーダなんかになりたくない」って人は少なくない。多くを望まなければ今の時代十分幸せに暮らせる。

こうした部下との温度差・ギャップを起こさないために。部下の価値観、どんな未来を進んでいきたいかなどを正確に把握しないと、独りよがりで空回りの上司になる。ギャップを埋め、部下のなりたい姿に寄り添えるよう日頃から1on1などを通じて部下の価値観や将来像を知れば「空回り上司」になることを避けられる。

統制しないといけないと勘違い

なんでも統制したがるタイプがいる。逐一部下に報告を求め自分の部署で何が起きているかを知らないと気が済まないし落ち着かない。無理もない責任者なので自分が知らないことで頭を下げたくない。ただ、逐一報告や何でも自分のコントロール下に部下を置こうとすると、それはもはや恐怖政治だ。職場環境は窮屈になり、部下はやる気もなくなり、しらける。言いたいことも言えないポイズン状態になる。部下はあなたの駒ではないし、自分たちは上司から信頼されていないと思う。そして優秀な社員からあなたの職場に見切りをつけ離れていく。

統制せずに自由な環境を作ることが生き生きした職場になりアイディアも生まれてくる。また過剰な統制はチームの能力の限界がそのチームを率いているリーダの限界とイコールになる。

指示・命令は必要だが、指示命令だけだとチームは育たない。

管理職の権威を勘違い

昇進すれば正直嬉しい。管理職にもなれば会社からコーポレートカードを渡され、国内外問わず出張も増え文字通りエグゼクティブだ。優越感を覚える。その上お給料も上がるので尚更だ。そんなうわついた感情は数ヶ月もすれば吹き飛ぶ。役職が上であれば部下や周囲が自分の思い通りに動くと権威に対して幻想を持っていたかもしれないが、現実はそう単純ではない。人は簡単には動かない。

計画通りに物事が進むと勘違い

組織の問題点がわかって改善、改革計画を行う場面がある。完璧な計画だこのまま進めばチームは良いものになると頭の中では目標は達成しているのだが、実際に運営すると全然計画通りにならない。思わぬトラブルや気づかなかったハードルが現れる。動いてくれると思った部下からは賛同を得ずに八方塞がり。自分は能力がないのではとさえ思う。

会社の経営陣との橋渡し役でもあるので。自分の提案する計画は文句の付け所がなく「あるべき姿」であっても、経営判断・予算の関係など通らないことも多い。自分の計画どおりにコトは運ばない。

今までマネージャでなくスタッフであれば業務がタスク型であるため計画も立てやすいし、進捗も測りやすい。マネージャーになればゲームのルールが変わる。具体的ではないものを具体的にする「ばんやり」が基本という領域に入る。人手が足りなくて人材採用を行うも入社してから社風に馴染んで採用した人物が定着するかも未知数。そもそも採用オファーをしても入社してくれるかも未知数。プロジェクトが順調に進行している矢先に部下から「ちょっとお話があります」と白封筒(退職届)が出てプロジェクトメンバーを再構成しないといけないなど、常に未知のものと戦うことになる。

計画通りに遂行する努力は必要だが、計画通りに進むほど単純ではない「未知のもの」を計画通り扱うのがマネージャーだ。

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